面白い思考実験紹介!思考力UP 暇つぶしにも

雑記
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今回は私が大好きな思考実験について紹介します!

思考実験とは広い括りなので、今回は主に哲学的な興味深いものを紹介したいと思います

思考実験は頭の中で考えるだけなので何もいりませんし、考え方などなかなか面白いですよ!

ぜひみなさんもこれから紹介する思考実験について、考えてみてくださいね

思考実験とは

簡単にいうと、実際に実験を行うのではなく頭の中で考えてシミュレーションするという形で行う実験のこと

現実では考えられないような設定や再現が難しい事柄についても考えることができます

有名な思考実験

詳しい情報は各リンクを参照してくださいね

メアリーの部屋

メアリーは聡明な科学者であるが、なんらかの事情により、白黒の部屋から白黒のテレビ画面を通してのみ世界を調査させられている。彼女の専門は視覚に関する神経生理学である。次のように想定してみよう。彼女は我々が熟したトマトや空を見るときに生じる物理的過程に関して得られる全ての物理情報を手にしており、また「赤い」や「青い」という言葉の使い方も知っている。例えば、空からの特定の波長の光の集合が網膜を刺激するということを知っており、またそれによって神経中枢を通じて声帯が収縮し、肺から空気が押し出されることで「空は青い」という文が発声される、ということをすでに知っているのである。(中略)さて、彼女が白黒の部屋から解放されたり、テレビがカラーになったとき、何が起こるだろうか。彼女はなにかを学ぶだろうか?

メアリーの部屋 フリー百科事典 ウィキペディア

私なりに解釈をまとめると、こんな感じ

  • メアリーは生まれてからずっと白黒の部屋で過ごしており、色を感覚的に体験したことがない
  • メアリーは色の仕組みを始め、視覚に関する分野の偉大な科学者である
  • メアリーは色に関する物理的事実は全て理解しており、人の脳がどのような刺激で色を感じているか,人がどのようなときに「赤い」という言葉を使うのか分かっている
  • このとき、メアリーが白黒の部屋から外へ出て初めて色を感覚的に経験した結果、何か新しいことを得るのだろうか

注意したいのは、メアリーはスーパー科学者であり、色に関する物理的事実を全て知っているということ

色の電気信号や脳の仕組みなど、色に関する知識は全て持っています

ただ実際に色を見た経験はありません

この思考実験では物理主義が正しいのかどうかという点で考えられることが多いです

  • メアリーは新しいことを学ぶ
    • →物理的事実を全て知っていても不完全であるという証明
  • メアリーは新しいことを学ばない
    • 物理的事実で全て事足りるという証明

ということ。

みなさんはどのように考えますか?

メアリーが新しいことを学ぶという意見が多いと思いますが、それは一体なんなのでしょう。

くま
くま

色の体験で新しい発見はあると思うんだけど,それは何?

色の体験が物理的知識では想定できない体験であると言えるのであれば、
私はとても素敵なことのように思います

スワンプマン

ある男がハイキングに出かける。道中、この男は不運にも沼のそばで、突然雷に打たれて死んでしまう。その時、もうひとつ別の雷が、すぐそばの沼へと落ちた。なんという偶然か、この落雷は沼の汚泥と化学反応を引き起こし、死んだ男と全く同一、同質形状の生成物を生み出してしまう。
この落雷によって生まれた新しい存在のことを、スワンプマン(沼男)と言う。スワンプマンは原子レベルで、死ぬ直前の男と全く同一の構造を呈しており、見かけも全く同一である。もちろん脳の状態(落雷によって死んだ男の生前の脳の状態)も完全なるコピーであることから、記憶も知識も全く同一であるように見える。沼を後にしたスワンプマンは、死ぬ直前の男の姿でスタスタと街に帰っていく。そして死んだ男がかつて住んでいた部屋のドアを開け、死んだ男の家族に電話をし、死んだ男が読んでいた本の続きを読みふけりながら、眠りにつく。そして翌朝、死んだ男が通っていた職場へと出勤していく。

スワンプマン フリー百科事典 ウィキペディア

まとめるとこんな感じ

  • 男が雷に打たれて死んだ
  • その後雷が沼に落ちて化学反応を引き起こし、死んだ男と全く同じ形状・性質の男が作り出された
  • 作り出された男は原子レベルで元の男と同一である

このとき,死ぬ前後で男は同一人物であると言えるのだろうか

また、同一人物と言えないとき何が違うのか

くま
くま

同一人物ではないと思うけど何が違うかわからない….

スワンプマンの思考実験に似たような思考実験・関係しそうな思考実験はいくつかあります

例えば

などです

私はスワンプマンの実験でも、テセウスの船の実験でも、その人や物がそれであるというのは物理的ではない何かがあるように思います

みなさんはどう考えますか?

トロッコ問題

線路を走っていたトロッコの制御が不能になった。このままでは前方で作業中だった5人が猛スピードのトロッコに避ける間もなく轢き殺されてしまう。

この時たまたまA氏は線路の分岐器のすぐ側にいた。A氏がトロッコの進路を切り替えれば5人は確実に助かる。しかしその別路線でもB氏が1人で作業しており、5人の代わりにB氏がトロッコに轢かれて確実に死ぬ。A氏はトロッコを別路線に引き込むべきか?

トロッコ問題 フリー百科事典 ウィキペディア

A氏をあなた自身に置き換えて考えてみてください
取れる行動は分岐器を操作するかしないかだけ

次に、こちらの派生問題も考えてみてください

A氏は線路の上にある橋に立っており、A氏の横にC氏がいる。C氏はかなり体重があり、もし彼を線路上につき落として障害物にすればトロッコは確実に止まり5人は助かる。だがそうするとC氏がトロッコに轢かれて死ぬのも確実である。C氏は状況に気づいておらず自らは何も行動しないが、A氏に対し警戒もしていないので突き落とすのに失敗するおそれは無い。C氏をつき落とすべきか?

トロッコ問題 フリー百科事典 ウィキペディア

内容的にはどちらも「1人を犠牲にして5人を助けるかどうか」

という問題ですが、二番目の問題ではA氏の行動と意図によってより直接的にC氏が犠牲になります

また、C氏は本来A氏と同じ安全な立場ですがA氏の行動によって巻き込まれています

この思考実験の面白いところは、結果的には同じなのに問題によって判断が分かれるところ。

1つ目の状況では多くの人が一人を犠牲にすることを選択しますが、2つ目の状況では犠牲にしないという選択が高くなったそうです

くま
くま

私はどちらの問題でも一人を犠牲にしないなぁ

さらに、これらの問題で「トロッコに轢かれる5人の中に自分の大切な人が入っていたら」という状況設定などの発展がたくさんあります

中国語の部屋

ある小部屋の中に、アルファベットしか理解できない人を閉じこめておく(例えば英国人)。この小部屋には外部と紙きれのやりとりをするための小さい穴がひとつ空いており、この穴を通して英国人に1枚の紙きれが差し入れられる。そこには彼が見たこともない文字が並んでいる。これは漢字の並びなのだが、英国人の彼にしてみれば、それは「★△◎∇☆□」といった記号の羅列にしか見えない。 彼の仕事はこの記号の列に対して、新たな記号を書き加えてから、紙きれを外に返すことである。どういう記号の列に、どういう記号を付け加えればいいのか、それは部屋の中にある1冊のマニュアルの中に全て書かれている。例えば”「★△◎∇☆□」と書かれた紙片には「■@◎∇」と書き加えてから外に出せ”などと書かれている。
彼はこの作業をただひたすら繰り返す。外から記号の羅列された紙きれを受け取り(実は部屋の外ではこの紙きれを”質問”と呼んでいる)、それに新たな記号を付け加えて外に返す(こちらの方は”回答”と呼ばれている)。すると、部屋の外にいる人間は「この小部屋の中には中国語を理解している人がいる」と考える。しかしながら、小部屋の中には英国人がいるだけである。彼は全く漢字が読めず、作業の意味を全く理解しないまま、ただマニュアルどおりの作業を繰り返しているだけである。それでも部屋の外部から見ると、中国語による対話が成立している。

中国語の部屋 フリー百科事典 ウィキペディア 

簡単に状況をまとめると

  • 中国語を理解できない人が小部屋にいる
  • 小部屋の外から、定期的に中国語が書かれた紙切れが渡される
  • その紙に中国語を書き加えて返す
    • 書き加える文字は、マニュアルに書いてある
    • マニュアルは理解できる言語で書いてある
    • 書き加える文字の意味は、中国語なのでわからない

部屋の外にいる中国語が理解できる人からしてみれば、部屋の中の人は理解できる返答を返しているため、部屋の中には中国語ができる人がいると思っています

この時、部屋の外から見ればコミュニケーションは成立していますが、部屋の中の状況を知っていればコミュニケーションが成立していないと思う人が多いのではないでしょうか

こちらの思考実験はチューリングテストと呼ばれる、人工知能かどうかを判断するテストに関係するものです

最近のSNSの自動返信など、AIがやっていると知らなければ人が返信しているように感じることもありますよね

もし本当に制度の良い人工知能ならば気づくのは不可能ではないのかと感じます

哲学的ゾンビ

物理的化学的電気的反応としては、普通の人間と全く同じであるが、意識(クオリア)を全く持っていない人間」と定義される。

(略)

脳の神経細胞の状態まで含む、すべての観測可能な物理的状態に関して、普通の人間と区別する事が出来ないゾンビ

哲学的ゾンビ フリー百科時点 ウィキペディア

哲学的ゾンビは、他の人間と全く区別がつかないゾンビ

見かけ上は普通の人と同じように笑ったり怒ったりしますが、哲学的ゾンビには意識がないのでそれらは全て作り物。

完全にプログラミングされた人間型ロボットという表現もできるかもしれません

  • 意識を持たない
  • 他の人と区別が一切つかない

哲学的ゾンビは意識というものについて考えるときに取り上げられます

それを判別することは不可能なので、もしかしたらあなたの身の回りの人にも哲学的ゾンビが紛れているのかも….?

自分が認識しているものとその本質が違うかしれないという思考実験の例では、

  • 自分が見ている色と他人が見ている色は実は違うのではないか
    • 同じ「赤」という色が他の人の頭の中では「青」の色かもしれない
  • 世界は記憶などの情報を含めて5秒前に作り出されたのではないか
    • ゲームのデータのように自分や他人の記憶、歴史や建物など全てがセットアップされて、5秒前に世界が創造されていることを否定することは出来ない

などがあります

まとめ

色々な思考実験を紹介しました!

なかなか考えてみると奥が深いです。
周りの友達などにも聞いてみると、答えが人それぞれで面白いですよ!

暇なときなど考えてみてください〜 
哲学に目覚めてしまうかも??笑

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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